「今週の買い出し、どっちが行く?」
我が家では、この会話が地味に重たいものでした。仕事を終えて、保育園にお迎えに行って、それからスーパー。カートを押しながら献立を組み立て、子どもは横で「お菓子買って」と袖を引っ張る。レジに並ぶ頃には、もう夕飯を作る気力が半分削られています。
その状況を変えたのが、ネットスーパーでした。結論から言うと、我が家は今、毎週のように使っています。ここでは実際に使い続けてわかったことを、良いところも残念なところも含めて正直に書きます。
「探して歩く時間」がまるごと消える
使ってみて一番大きかったのは、買い物そのものの時間が消えたことです。
スーパーでの買い物を思い出してみてください。実際に商品をカゴに入れている時間より、探して歩いている時間のほうが長くありませんか。
「片栗粉ってどこだっけ」と調味料の棚を2周して、結局あったのは粉物のコーナー。特売のワゴンに気を取られて、気づけば買う予定のなかったお菓子が入っている。この「うろうろ」が積み重なると、あっという間に30分、40分が溶けていきます。
ネットスーパーなら、検索窓に「片栗粉」と打つだけ。3秒で見つかります。前回買ったものの履歴も残るので、毎週の定番品は数クリックで終わります。往復の移動時間もゼロ。この差は、想像以上に大きいです。
マンション住まいの「運ぶ苦行」から解放された
もうひとつ、我が家にとって切実だったのが荷物の運搬です。
1週間分の食材をまとめ買いするので、量はどうしても多くなります。毎回3〜4カゴ分。当然、車がないと運べません。
そして本当に大変なのは、家に着いてからでした。我が家はマンションなので、駐車場から玄関まで運ぶ必要があります。エレベーターはありますが、一度に全部は持てません。米、牛乳、飲料——重いものほどかさばる。結局2往復、3往復することになります。
買い物を終えた時点ですでに疲れているのに、そこからこの作業。正直、しんどい。
それが今は、玄関の前まで運んでもらえます。ドアを開けて受け取るだけ。あの往復がなくなっただけで、週末の消耗がはっきり減りました。
配送料300〜500円は、高いのか安いのか
ネットスーパーには配送料がかかります。我が家が使っているところは、だいたい300〜500円ほど。
この金額を「余計な出費」と見るかどうかで、評価は分かれると思います。ただ、我が家の結論はこうです。
- 往復のガソリン代を考えると、そもそも差し引きゼロに近い
- 買い物にかかっていた1〜2時間が、まるごと自分たちの時間になる
- 重い荷物を運ぶ体力を、そのまま夕飯づくりや子どもとの時間に回せる
時間と体力を数百円で買っていると考えると、むしろ安すぎるくらいだと感じています。共働きにとって、週末の1時間は本当に貴重です。
正直なデメリット①:写真ではサイズ感がわからない
もちろん、良いことばかりではありません。
一番よくあるのが、届いてから「あれ?」となるパターンです。画面の写真では立派に見えたのに、開けてみたら手のひらサイズだった。厚みがあると思っていた肉が、驚くほど薄かった。実物を手に取れない以上、これは避けられません。
対策としては、写真の見た目ではなく内容量の数字を確認する癖をつけること。「300g」「4枚入り」といった表記を見るようにすると、失敗はかなり減ります。それでも時々やらかしますが、慣れの問題だと思っています。
正直なデメリット②:野菜は自分で選べない
これも正直に書いておきます。野菜は自分で選べません。
実際、少し見栄えの悪いものや、形が整っていないものが入ってくることはよくあります。これは事実です。
ただ、そのどれも売り物として問題のないレベルのもので、食べるぶんには何の支障もありません。そしてお店の立場になって考えれば、見た目のいいものを店頭に並べたいのは当然だとも思います。そこは納得したうえで使っています。
どうしても自分の目で選びたいもの——たとえば果物や、来客用の食材——だけは、店舗で買う。そう割り切ると、うまく付き合えます。
まとめ:完璧じゃないけど、毎週使っている
ネットスーパーは、万能ではありません。サイズ感はわからないし、野菜も選べない。配送料もかかります。
それでも我が家が毎週使い続けているのは、差し引きで圧倒的にプラスだからです。買い物に費やしていた週末の1〜2時間と、荷物を運ぶ体力。それが手元に戻ってきた価値は、数百円をはるかに上回ります。
買い物にうんざりしている共働き家庭には、一度試してみる価値が十分にあると思います。
